おしらせ

平成22年 東京久憎会企業見学会

[2010-05-21]

クリーンテックサーマル産業廃棄物処理場見学と新緑の田舎旅

経済の高度化につれて地球環境が問題になっているなか、東京久憎会は、毎年恒例の企業見学会として去る5月6日(木)会員参加10名、夫人参加4名を得、埼玉県深谷市にある 我が国最新鋭の産業廃棄物処理場を見学しました。その夜は民宿に一泊し、翌日は秩父路を散策し、折からの新緑を楽しみました。以下、その概要と見聞の報告です。

株式会社クリーンテックサーマル 深谷クリーンサイトの見学午後1時半JR高崎線 籠原駅に集合し、貸切りマイクロバスで熊谷工業団地に入ると、石油コンビナートを連想される建物が見え,これが 目的の産業廃棄物処理施設でした。株式会社クリーンテックサーマルは、平成3年 我らが九学S6 東京久憎会会員、反後堯雄氏が設立された株式会社クリーンテックを中核とするクリーンテックグループの一翼を担う会社で、堯雄氏の長男、太郎氏が社長を務められています。社員の方々が、気持ちよく暖かく迎えてくださり、各担当の方の丁寧な説明を受けた後、各設備を見学しました。

全てがコンピューター制御の遠隔操作で行われ産業廃棄物は、工場系、建設系、医療系を更に細かに分類識別され高温熱処理,繋る工程の中での防臭、防音は制御され、回収された熱で発電した電力は工場に戻され、焼却で発生した熱は堆肥原料に有効利用され、徹底した安全管理の元で行われていました。中でも医療廃棄物は,真新しい樹脂の白いケースで密封されて積み重ねられ出荷前の商品のようで、我々が想像した処理場のイーメージとは全く異なったものでした。そして、驚いたのは2系統の燃焼炉の威容です。こらスゴカ!フトかった! 情報公開を徹底して実施し、国内外からの見学の申込みが絶えないとのことで、一般市民も見学できる大変 開かれた処理場でした。 

2005年7月には 東京久憎会環境部会として、同グループ(株)クリーンテックの最終処理場 飯坂クリーンサイト(福島県飯坂市)を見学し、今回は中間処理場を見学できて処理工程の流れが理解できました人類の利便性追求によって生み出された負の副産物である産業廃棄物を中間処理場から、最終処理場までの一環体制で土に戻し自然に返すサイクルが、最新鋭の新設備の中で、実施されていましたたが、それを動かすのは人です。 印象深かったのは 社員全員の方々が一体となって取り組んでいる姿でした。 特に社員の方々のマナー 仕事に対する姿勢からは経営者の 人となり を伺い知る事ができました。なによりも社会に貢献する事業で、理想の処理場を構築され運営されている事に、我々もグループ総帥 反後堯雄氏の同期として誇りを感じました。

ここにも九州学院 敬天愛人の精神が生きていました。 見学で得た知識を各々自らのものとして、微力ながら今後の環境保全に役立てなければならないと思いました。子孫に美しい自然を残すことが我々の使命だろうと思います。

新緑の田舎旅先端的な設備を見学した後, マイクロバスに戻って 緑滴る秩父路を行き、東秩父村の民宿「かやの湯」で一泊しました、日本の失われた原風景に出会い現代からタイムスリップした山中の宿で全員が枕を並べ語らい,鶯のさえずりで目覚まし、中学生時代に戻った様な時を過ごしました。あの物の無い時代が良かったのか?今の物豊かな時代が幸せなのか?考えさせられた今回二日の旅でもありました。次の日は東秩父和紙の里を訪ねました。

5月の新緑の豊かな自然に恵まれたなか、情緒豊かな村営バスで村民乗客の話を耳にしながら1200年の伝統を誇る和紙の里で、全てが自然の和紙漉きを体験しました近くで採取した野の花の野の草を自分で考案デザインし温もりのある和紙の絵葉書を漉きました。そして、小川町へ出、山岡鉄舟 所縁の 割烹旅館 二葉 の 日本五大飯の一つと言われる"忠七飯"を賞味のあと解散。 今回も大変有意義な旅となりました。

東京久憎会 副会長 星子 敏治


20100521A.jpgクリーンテックサーマル 深谷クリーンサイト(頂いた資料 産業廃棄物中間処理施設のご案内より)


20100521B.jpg制御室


20100521C.jpg医療廃棄物の搬入


20100521D.jpg燃焼炉の威容にびっくり


20100521E.jpg民宿 かやの湯 前
何故か 厄疫除け草履が