おしらせ
第35回毎日書道顕彰 啓蒙部門でエコ再生紙振興会へ
[2022-06-18]
毎日書道会は6月17日、第35回毎日書道顕彰を啓蒙部門でエコ再生紙振興会に贈ることを決定しました。同振興会は九学野球部OBの書家池田光希氏(S37回卒)が事務局長を務める一般社団法人で、大量に破棄される使用済みの用紙の回収と再生紙の利用拡大を目指して設立されました。発足して10年で全国の学校、自治体、書団体から累計100トン以上の紙を回収するというリサイクル活動を展開しています。(6月18日発行の毎日新聞を参照)
長きにわたる地道な努力が認められ本当にお目出とうございます。心からお祝い申し上げます。
<同窓会公式HP記事(2018年5月14日)より>
『書道紙の「エコ再生紙振興会」事務局長として奔走 』~ 池田光希氏(S37回)~
書家の池田光希氏(S37回)は、横浜で多くの弟子を育てながら、自身も制作活動に勤しむ一方、書道紙のリサイクルプロジェクトを司る「エコ再生紙振興会」の事務局長として奔走しています。
同振興会は2011年に、使用済みの書道紙(反古紙)が廃棄しかされていない現状を憂いた書道関係者らによって立ち上げられました。墨抜きの技術も進化して反古紙が上質の書道紙に再生出来るようになった現在、小中学校を中心に徐々に全国に広がりつつあります。
「私を育ててくれた書道に恩返しをしたい。全てのリサイクルが活用(リユース)によって確立することを、教育の現場で受け入れられてきて、更に学校内の書道紙ゴミゼロ達成で、循環のシステムを子供たちは体感してくれています。また、限りある地球環境にも貢献できる。」と池田氏は熱く語っています。 同窓の特に書道愛好家、教職の方々のご協力を是非宜しくお願い致します。
*反古紙の回収法などについてのお問い合わせは池田氏まで。045-314-3005
なお、池田氏は2017年9月21日、国連が定めた「世界平和の日」に横浜から招聘され、熊本護国神社で大画仙紙への席上パフォーマンスで「鎮魂」「肥後安泰」という文字を書し、戦争や熊本地震で亡くなられた方々の御霊に捧げ世界平和を祈願しました。
また、2019年2月11日に明治神宮での建国記念式典において奉祝揮毫を行いました。世界中の大使館大使や要人が列席し、東京九学会のメンバーも特別席で見守る中、池田氏がステージでプロの和太鼓奏者の演舞に合わせて「日本 春夏秋冬 感謝」と揮毫すると境内に大きな歓声が上がったことでも知られています。